人材:企業にとっては、人材は中核的要素であり
Time:2022-11-02 15:34:00    From:
事業は人材あってこそ成り立ち、事業に励む人は豊かな人生が成り立つ。企業はやる気ある人を励まし、あえて責任を果たしたい社員を後押しするように、社員育成する仕組みをつくり、風土を醸成しなければならない。
「功は才を以て成り、業は才を以て広くなり」という言葉がある。人材は富国の本であり、興邦の大計である。企業にとっては、人材は中核的要素であり、第一の資源である。
新華錦は創業以来、数々の革新や突破を遂げ、事業が成功した原因が、社員の進取とたゆまぬ努力にあることを認識している。尊敬される 100 年続く企業という壮大な目標に向けて「人材育成・確保」へ取り組んでいる。

 
◎徳なら一流を求め、才能なら一技さえあれば

「才能は徳の資なり。徳は才能の帥なり。」才能より徳が大事である。徳と才能のなか、徳は基礎なり、才能は条件なり、徳は中核的なり、才能は要なり、徳は本質なり、才能は属性なりのことである。徳があって才能があれば、破格に重用する。徳があって才能がなくし、人材に育成して採用する。才能も徳もなくして社員として採用しない。
新華錦は全面的で、科学的で且つ正確に徳と才能の内包と基準を把握し、長期的視野に立脚して、潜在的能力を見きわめて適切に採用し、そして、仕事で徳・才能を兼ね備えて且つ業績良き人を人材にし育成する。

 
◎「優秀」より「適任」

「馬は冒険に出かけることができ、田を耕すのは牛に及ばない。車は荷を積むことができ、河を渡ることは舟に及ばない。」新華錦は「優秀」より「適任」が重要だという採用理念を堅持し、適者適所と企業文化・価値観とマッチするかを強調している。
採用する際に、新華錦は価値観マッチとスキルマッチで決定する。長期的に見れば、価値観は能力以上に重要である。仕事が進むにつれて、価値観の違いにより、社員と企業の間に矛盾が発生し、ときには社員の能力が優れていればいるほど、企業に悪影響を与えることもある。
企業では、社員ひとりひとりへの要求がそれぞれ異なる。たとえば、企業文化に共感し、仕事ができて且つ仕事の効率を上げ続けることができる社員を人材と見なされる。この意味で、社員なら誰もが人材で、誰もが人材になれる。
チームを編成する場合も同様であり、「価値は同じで、強みは互いに補完し合う」という原則が必要である。新華錦では、一人前の社員になるには、新華錦の企業文化と価値観を認めなければならない。そうでないと、一人前とはいえないし、新華錦という大家族に溶け込むことは難しい。
 

◎公平・競争・能力主義

新華錦は多元性、広汎性、包摂性でしられており、経験や出身校を問わず、優秀者を採用する。というのは、優れた人材、良き幹部はどこからきてもどこに配属されても一人前に仕事できるからである。
言い換えれば、真の才能があり、新華錦の事業に有利で、株主と社員に有利でさえあれば、新華錦がほしい人材を今後の活躍と成長に期待して舞台を与えることが大事に視している。

 
◎実戦こそが一番の人材育成

「人材は養わねばならぬ。」ローマは一日にしてならず。実戦力もすぐに身につけるものでなく、物事の展開には客観的法則がある。
人材は活水のようなものである。企業は常に新陳代謝を繰り返しながら成長している。新華錦は経営実戦と人事異動を通じて人材育成をし、とりわけ、幹部育成でできる人にどんとん責任重大な仕事や難題を任させたり、転勤を経験させたりして、自己成長とキャリアアップに繋げる。

 
◎「一人前になるまで、継続的支援を」

人材の成長には一定の組織環境が必要である。あえて人材を選抜して、苦労や挫折を経験させるだけであるみない。一人前になるまで、継続的支援することは、新華錦の人材育成戦略の 1 つの重要な特色である。新華錦は外部人材を採用したりあるいは新人を雇用する場合、支援チームを組成し、比較的短時間に一人前に仕事を受けもつよう工夫する。また、重要な人材や幹部候補生に対して、経験豊かなシニア社員より指導する弟子制度を実施し、日々の仕事で試練を受けるようにする。
 

 
◎チームを編成し、牽引することがより大きな業績

機関車が牽引してこそ、列車が速く走るわけである。チームを牽引することはリーダーにとっての必須科目である。新華錦は「チーム管理を成功させるがより大きな業績である」にしたがい、指導幹部を評価する上、チーム管理を最重要な要素にしており、経営業績がいくら良くても、組織をうまく運営できていないリーダーは一人前のリーダーとは言えない。
指導幹部として、あえて勇んで責任を負い、メンバー同士が協力しあい、チームの結束が固まるよう上手に統合し、人を使うときに、徳・能力・潜在的能力・業績で全面的に判断し、包容的にし、短所より人の長所を見つけて、適才適所にし、問題を速やかに発見し、解決するようにし、組織内に相互尊重、相互信頼、相互理解、一致団結の雰囲気を醸成するように努力しなければならない。

 
◎指摘こそが成長の助けなり

過ち指摘されては喜び、過ち知り隠さず、過ちては則ち改むるに憚ること勿れ。人は誰も過ちをおかすもので、仕事をする以上、指摘されることがある。指摘により自分の足りないところをすぐに見つけて改めれば成長につながるから、謙虚に受けとめるべきである。「過(あやま) ち有れば則ち改め、無ければいっそう努力する」のとおりで、指摘が適切でなくとも、ことなる視野から問題を解決することができるわけである。同時に、人の過ちに対してあえて指摘し、誠意をもって助けてあげなければならない。仕事に立ち向かうときに、互いに助け合って注意し、ともに向上すれば、調和のとれた雰囲気が醸成する。
一方、会社規則に違反した社員に対して、重い処分で済むわけには行かぬ、二度とこのようなことが起こらないよう適切な懲戒処分をし、改めれば会社の発展に貢献できる機会を与える。

 
◎社員一人一人の成長を尊重へ

「人を以て本と為す」は新華錦の人材観の理論の基盤である。発展は人のためで、発展の根本的な原動力で、すべては人のためで且つ人に依存するものである。個の才能を最大限に発揮してこそ、組織は生き生きとしている。
新華錦は社員一人ひとりの箇性と成長を尊重し、社員の自己成長の内在的な動力を引き出すようにする。一人一人の長所をみつけて、仕事に生かして個・組織がともに成長しあうことを実現させる。
新華錦は社員一人ひとりが仕事で自己成長・キャリアアップを実現することを願って、レベル別・段階別の教育システムを確立し、社員に全方位で且つ個性に応じた教育を行い、個が成長し、才能を発揮する舞台を提供するようにしている。企業に忠誠を尽くし一心に働く社員なら、ちょっとした能力でも、大切に取り扱っていた。
一方、上達や成長にいいチャンスがあるとし、新華錦をやめる場合、しいて引き留めることせず尊敬と感謝の念を持って送別の言葉を贈る。個の離職で一時的に企業にいささか厄介になるとしても、個のさらなる発展の場を得られるよう支援していた。

 
◎チームワークを最大限に発揮し、自分を信じ、チームを信頼へ

個の成長とチームワークは矛盾するものではなく、互いに補完し合うものである。ひとりでは速く走れるが、大勢の人では遠くまでいける。炭とダイヤモンドは、同様に炭素原子をもつものであるが、構造の違いからまったく異なるものになる。
「千人が心を一つにすれば、千人の力を得る。万人が心が異なれば、誰も役に立たないだろう」という古くからの言葉があり、才能は集団でないと発揮できない。チームワークを発揮するためには、各メンバーが「自分はチームの一員である」と自覚し、協調性を持って行動することが重要である。揃って1つの目標に集中してそれぞれが責任を持って自分の持つ能力を全力で発揮するわけである。こうして、個人の価値とチームの成果が実現でき、目標とビジョンが実現することができる。
 

◎結果を出した人、がんばった人が報われる

人材確保には、新規採用より教育訓練が重要である。
新華錦は努力して事業を成し遂げて、幸福をつくるという考課制度を実施し、結果次第で社員の価値創造を客観的でかつ公平に評価し、その上で公平に分配する。頑張って価値を創造すればするほど報われる。
新華錦は創業以来、物質的・精神的・文化的インセンティブを含め、企業の発展に合ったインセンティブ制度を模索してきた。事業再編の2005 年に、社員全員が自社株を保有することを実施し、2020 年、全社員の資本とシェアを増やし、大多数の新入社員が株主へ変身し、会社が
「利益共同体」から「事業共同体」と「運命共同体」への転換を実現し、多くの社員が改革と発展の成果を共有できた。同時に、インセンティブ制度の仕組みを革新し、動的仮想エクイティインセンティブ、プロジェクト共同投資メカニズム、キーおよび特別作業に対する特別賞など、革新と開発を促進するためのさまざまなインセンティブ手段を考案し、さらに、一業一策、一社一策、一人一策まで打ち出している。
したがって、頑張って優れた貢献をした人材が評価され、報酬が上がり、昇進する。

 
 
◎人材で事業を達成し、事業で人生を達成する

人材と事業は、共生共栄の関係がある。
一方で、人材は事業を達成する根本である。すべての事業において、核となる要素は、人、人の考え、人の精神、そして人の能力である。どんなに優れた戦略も人が実行しなければならぬ、どんなに優れた文化も人が継承しなければならない。100 年企業という壮大な目標は、何世代にもわたって着実に歩み続けなければならない。活力に満ちた持続可能な人材システムを構築してこそ、目標は達成されるのである。
一方、事業は人生を成功させる道である。企業は才能を発揮する場であり、事業は人生を成功させる基盤である。企業が提供するプラットフォームや環境は、人材が成功するための要件である。一人の努力で生活が豊かで、家庭が円満であることを実現することができるかもしれないが、理想を実現するため社会に対し、国家に対して貢献し、事業が成り立つプラットフォームがなければできないわけである。事業は人生を達成することができて人生の内包を豊かにすることができて、人生の価値も事業の貢献の中で体現されて昇華する。
企業が人材を引きつけ、引き留め、効果的に使い、求める利を満足させることは重要であるが、人材管理仕組みで人材が満足し、活躍できる舞台や土壌を提供しているか、人材が組織とともに成長したいというモチベーションを持てるかがより重要ではないか。
良き人材仕組みはインキュベーターであり、絶えず人材を育成することができる。それのみならず、優秀な人材が輩出し、高い業績を生み出すことができるし、平凡な社員を企業がほしい人材に変身させることができる。活力のない人材システムは、人材の創造力を消耗させるだけでなく、人材が平凡で怠け者になり、進歩の方向性を失うことさえある。新華錦は、企業の制度や文化を有機的に結び付けた社員育成制度を試みて、自分のために働き、仕事の中で自分を鍛え、上達して人生を成功させるという理念を提唱している。企業は頑張る人材を励まし、あえて重い任務を担う人材を後押しする雰囲気を醸成しなければならない。新華錦の社員一人ひとりが会社の発展に伴って成長し、上達し、豊かで円満な人生を達成することを願っている。